安弘見神社(中津川市)概要: 安弘見神社は岐阜県中津川市蛭川に鎮座している神社です。安弘見神社の創建は不詳ですが元々は奥野田に勧請されたのが始まりと伝えられています。その後、正長元年(1428)、和田政通の十回忌の際、現在地に遷座され和田一族の御霊が合祀されました。
その後、衰退しましたが慶長9年(1604)、当時の蛭川村庄屋井口又左衛門が願主となって再建しています。古くから神仏習合し境内には薬師如来像を本尊とする瑠璃光堂が設けられ、社号も牛頭天王と呼ばれていましたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃され安弘見神社に改称し村社に列しています。
安弘見神社の境内には薬師堂が建立されていましたが苗木藩(藩庁:苗木城)が廃仏毀釈を徹底的に行った為、破却されました。
毎年4月に行われる安弘見神社の例祭で奉納される「杵振踊り」は南北朝時代、伊良親王の家臣や子孫が剣の舞を教えたことが始まりと伝えられるもので昭和36年(1961)に岐阜県指定重要無形民俗文化財に指定されています。
安弘見神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行5間、張間4間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。本殿は一間社神明造、銅板葺き。祭神:素戔男尊、志那津彦命、志那津姫命、宇迦之御魂神。
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安弘見神社:上空画像
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